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虹の夜 vol.1の反省 [plumusic]

先日の「虹の夜 vol.1」について、幸いにも、「鈴ん小屋」からはまたやってほしいという有り難い言葉を掛けていただいたのだが、今後に向けての反省点は山積みです。

僕自身は、純粋に出演者の音楽を楽しむことができました。これはPAさんがよくやってくれたこと、お客さんの人数がお店のキャパシティーと比べて余裕があったこと、時間的にも押さずに余裕を持って進行できたこと、などの結果そうなった、ということですね。今まで8組とかのブッキングでやったこともありますが(笑)、やはり通常のブッキングは4組くらいが丁度いいなーと思いました。「何事も余裕を持って」ということが大切なんですね。

たくさんお客さんが入ってくると、構造上後ろに固まってしまうので空いているスペースを案内したりで自分がライブを観る余裕なんてなくなってくるんですね。当初の集客目標には届かなかったのは反省点ですが、何事にも「ちょうどいいお客さんの数」というものはあるものです。

PAさんについては、(一観客の立場からの感想となるが)とても良かったと思うし、主催者の要望も当日のいきなりの要望などでも事細かに聞き入れていただき、僕はとても満足しています。

僕のMC(司会)については、知っている人は分かると思いますが、かなり見ていられないほど拙いものですが、今回は比較的進行はスムーズだったと思います。今回はあまり主催者がしゃべらないようにしようと思い一回だけ、アルパカブームと深瀬人寛さんの間でプレゼントの抽選を兼ねてしゃべったのですが、そのくらいが調度よいと思いました。おしゃべりの拙い者は変に時間の流れを遮らない方がいいですね。

そのプレゼントの抽選ですが、今回「ウェブ予約の方限定」とさせていただいていたので、2名様の中から抽選ということになってしまい、多くの方は抽選に参加出来ないという状況でした。これではやはり多くの方はつまらないだろうので、「当日ご来場の方」から抽選という方式にした方がよかったかな?と思いました。

あと、鈴ん小屋は食事も美味しいところなのですが、せっかくスタッフが食事の準備もしてくれていたので、その点は最初にもっと宣伝しておけばよかったかな、と反省しています。

今回観に来てくれたお客さんの一人から、「なぜか、出演者、呼吸が出来てないみたいで、観ていて楽にならなかった」という感想をいただきました。

この言葉を聞いてハッとしたのですが、「いろいろ決まりごとを作り過ぎて出演者を息苦しくさせてしまったかな」ということ。今回始めてチケットノルマ制(出演者に一定割合の集客もしくはチケット代を保証してもらうシステム)を導入して運営してみたのだが、今思うと張り切って決まりごとを作りすぎてしまった気もします。

そういえばこんなこともありました。

自身もイベント企画をしている、出演オファーしたあるアーティストからは「自分は、企画するからには企画 者が集客に100%責任を持つべきだし、自分のイベントでもそうしている。出演者にノルマをかけるようなことはしない」と。

今までチケットノルマ制は導入しないで10回のplumusic Liveを企画してきましたが、正直僕自身の持ち出しになることも多く、僕もプータローになってしまったこともあり、続けていけない状況になりました。だったらやめればいいのでしょうが、ここまで続けてきたものをやめたくはないんですよね。。

主催者の力で集客出来ないというのは、主催者の手腕に問題があるか、イベントの性格そのものに問題があるということです。

いまやっているplumusic Liveは「異なるジャンルやスタイルのアーティストのブッキングライブを行い、そのこと自体が音楽文化の発展に繋がる」というコンセプトですが、これだけではコンセプトとしてどうしても弱いんですよね。そういうことが最近やっと分かってきました。

僕は、イベント主催者の存在価値は単なるブッキングのみならず、と思っています。もちろん、4組なら4組のアーティストをブッキングするだけでもその主催者の個性は出ます。しかし、イベント主催者たるもの、出演アーティストに勝るとも劣らない付加価値を提供出来ないといけないとも思うんです。そうでないと、せっかく企画したイベントがA,B,C,Dなら「A,B,C,Dというアーティストそれぞれの個別のライブを連続して行っているブッキングライブ」に限りなく近いものになりかねないし、それでは自分にとってイベントを企画している意味がない。

plumusic Liveが単なるブッキングライブという価値なら、そのコンサートは完全に出演アーティスト×グループ数の価値ということになるが、そこにプラスアルファの付加価値を今まで提供出来ていたか、その部分が非常に心もとないのです。

一度、スタートラインに戻って、今後のLive企画のやり方を考えてみる必要がありそうです。

とりとめのない文章になってしまいましたが、28日には「華・鳥・風・土」を共催します。
plumusicに欠けている「鷹揚さ」も付加価値もあるイベントです(笑)
ぜひ遊びに来てください☆

フライヤー表-s.jpg

Oh Yo Project presents!
華・鳥・風・土(かちょうふうど)Vol.1
~鷹揚に。自由に。華やかに。大地に根を張り、生きていく人々のための宴。~

日時: 4月28日(水) OPEN 19:00 LIVE 19:30~

会場:六本木「superdeluxe」
http://www.super-deluxe.com/

チャージ: 予約1,000円 当日1,500円(ドリンク代別途)

【Live】
辻田浩之(WaveDrum[和太鼓])+今井蒼泉(いけばな龍生派家元教授)+りょう(箏)
nojico
トコヨイ
月の海

【aroma】
西田悠子

【deco】
wachiii

【VJ】
mie

【present】
先着50名様に手作りバードコールかミニアロマフラワーをプレゼント!!
(それぞれ25個ずつ作成します、50名満たない場合でも個別の品切れはありますのでお早目のご来場お願い致します)

ご予約は
こちらのフォームか
http://www.super-deluxe.com/2010/4/28/kachofudo/

こちらのメールアドレスまで!!
kachofudo@gmail.com

お問い合わせもお気軽に^^

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出演者紹介:


WaveDrum 辻田浩之
辻田浩之-s.JPG

WaveDrumという名で、活動をする。(この名は知人の絵描きさんから頂いた。) 主に和太鼓を演奏するが、和(日本)を表現しようとは、まるで思っていない。自分が影響を受けた音楽(ロック、ジャズなど)からのフィーリングをそのまま太鼓で表現している。トランス系とか、テクノ系と評されることもある。何よりも、グルーブを大事にした太鼓を叩きたい。

http://www.wavedrum.info/



今井蒼泉(いまい そうせん)

今井蒼泉ポートレートa-s.JPG
いけばな龍生派家元教授。DJやミュージシャン、ダンサー、現代美術アーティストなどジャンルを越えてのコラボレーションによるライブパフォーマンスを始め、クラブイベントでのデコレーション、陶芸家とのインスタレーション展などの活動を展開。野外での現代美術展やレイヴなどにも参加。2008年より東京都認定大道芸資格ヘブンアーティストに、いけばな分野では初の登録。現在、月に二本のレギュラーイベントでライブイケバナを行う(「Meddle」「うつらわ・ば」)。発酵食を愛でるユニット「発酵クラブ」の“ハードコア醗酵er(ハッカー)”としてもひそやかに活動中。

http://www.so-sen.net/


りょう

りょう-s.JPG
オーストラリアの大学在学中、箏に出会い習い始める。コンピューターミュージックを学ぶため日本に帰国、同時に17弦箏と13弦箏を沢井一恵に師事。2003年から箏の自作曲、即興演奏によるライブ活動開始。様々なミュージシャン、ダンサー、アーティストとコラボレーションを続ける。廃墟と雲がとてもすき。

http://www.myspace.com/fireflylust


nojico

nojico-s.jpg
2004年からシンガーソングライター「nojico」として活動をスタート。その後様々な編成で、吉祥寺を中心にうたを届けている。現在はシンプルなスタイルでの音楽活動をする傍ら、ライブとは一味違ったカラフルな音源も制作中。また、自身のCDジャケットなどのアートワークも手掛けている。ポップで、心に寄り添う楽曲は、たくさんの人から愛されている。

http://soundnoji.exblog.jp/


トコヨイ
tokoyoi-s2.JPG

2008年結成。n umaがもう10年以上もつき合い続けているドラムの「クニヒコ」、ベース「ヨウスケ」、ギター「ホシヤ先輩」を核に、バンドサウンドとしての「n umaの音楽」を追求するべく結成したバンド。民謡、ロック、レゲエ、ダブ、ヒップホップ、R&Bなどなど、いろんな音楽の形態を吸収しつつ「n uma的な」「トコヨイ的な」サウンドを構築中。元はn umaが「なんかレコーディングやろうぜ」と呼びかけて集まった集団です。気づいたらレコーディングそっちのけでライヴばっかりやっている気がします。バンド名の由来は特になし。独特の語感のみでn umaが決めたのです。

http://www.numasetsu.com/profile.htm


月の海

月の海-s.JPG
2002年結成。drum、bass、guitar、percussion、vocal、saxの6人編成。詩情と浮遊感、四畳半から見上げた宇宙、のようなテーマでセッションを土台にした曲作りを展開する。最近は歌(声)を中心にアコースティックギターやおもちゃの音が混じり合う幻想的で叙情的な曲に挑戦中。

http://sis.727.net/tsukinoumi/

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【aroma】

西田悠子

マテラピーアドバイザー、ハーバルセラピストとして従事する傍ら、ライブイベント等で香のプロデュースを行う。デザイナーや写真家とともに手掛ける空間プロデュースにも積極的。

http://www.aromarose.jp/


【deco】

wachiii

2005年イベントオーガナイザーとして始動。
グラフィックデザイナー、デコレーターとしても幅広く活動中。
野外イベントにも積極的に参加。


【VJ】

mie

音とともに映像がある空間が好き。音が生きる、表現者が活きる。
その場所が、創造の世界になる瞬間を創ります。

http://ameblo.jp/mandarinmie/

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Oh Yo(鷹揚)プロジェクトとは…
「月の海」と杉田孝行 (ex. ナチュラルトリップ)石井貴(ex. plumusic)が合同で企画する夢を形にするプロジェクトです!

・月の海
http://sis.727.net/tsukinoumi/
・ナチュラルトリップ
http://ameblo.jp/corse/
・plumusic
http://plumusic.com/

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Oh Yo projectブログ
http://ameblo.jp/kcfd/

mixiコミュニティー
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4922172
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コメント 2

道

音楽文化の発展のためにイベントをやるということなのでしょうか?それは一体どこにつながっていくのでしょうか。ミュージシャン同士が影響し合って、新しい音楽を作り出してもらうことが目的なのですか?伝統ある音楽を否定しているということですか?
大切なのは、この瞬間にある音楽、それを尊重することなのでは?
ミュージシャンの為のイベントではなく、お客さんあってのイベントなのではないでしょうか?

こういう付加価値を提供したい、という主催者側の思いと、お客さんが感じる付加価値が必ずしも一致するわけではないと思います。お客さんにそれぞれ楽しんでいただければ、それでいいのではないでしょうか。

主催者やお店が頑張り過ぎると、お客さんにピリピリが伝わってしまい、楽しめなくなってしまいますよ。肩の力を抜いて、楽しくやってください。応援しています。
by 道 (2010-04-22 18:09) 

plum

> 道さん

コメントありがとうございます!
そうですね~。。お客さんも今まで気付いていなかったような付加価値を提供したいですね。今までのライブハウスでのライブではやってなかったようなことを、どんどんやっていきたいのです。もっと人に伝わる熱い思いが必要なのかな?
by plum (2010-05-08 14:37) 

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